先生との新たな繋がりが生まれる点が魅力です

人間生活学研究科 人間生活学専攻 1年 H.Yさん 

大学院に進学しようと思ったきっかけは?

純粋にもっと学びたいという気持ちがあったからです。

大学2年生の時に汇丰彩票平台,汇丰娱乐によってほとんどの授業がオンラインとなり、思うように学ぶことができませんでした。大学院には、学部の時にできなかったフィールドワークや、様々な人から学ぶ多くの機会があると聞き、進学したいと思いました。

そして、家政学と教育について学部の時よりも更に深く学ぶことができるため、その学びや経験を活かし、家庭科教員として学校現場で活躍していきたいと思ったからです。

大学院進学にあたり不安だったことは?
また、その不安をどのように解決しましたか?

大学院進学にあたって不安だったことは、進学に対する周りの反応でした。

ほとんどの学生が就職という選択肢を選ぶ中、大学院に進学するという選択肢を選ぼうとしていたので、理解してもらえるのか、賛成してもらえるのかといった不安がありました。親や先生方の理解や協力なしでは進学が難しいと分かっていたので、自分が大学院に進学したい思いや意志、大学院で何を学んで将来どのようになりたいかなどをしっかり伝えました。言葉で伝えたことによって、自分の意志もより一層固まり、周りも大学院進学に賛成してくれて、協力してもらうことができました。

しっかりと言葉で自分の意志や気持ちを伝えることが、不安を解決することにつながったと思います。

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大学院生としてどのような毎日を過ごしていますか?

学部の時よりも自分の興味があることや、学びたいことへ時間を費やすことができるため、忙しいながらも充実した毎日を過ごしています。

学部時代よりも課題が多く、自分の興味がある分野や、修士論文の研究内容に繋がる課題がほとんどなので、課題1つにかける時間がかなり多くなったと感じています。授業は少人数で議論をしながら進めていく形で、他の人の意見や考えを聞き、様々な視点や観点から授業内容を深めていくことができるものとなっています。

学部時代と変わらず、大学の先生方が親身になってサポートしてくださるので、安心して学べる環境となっています。

現在、どのような研究に取り組んでいますか?

国際比較から見る女性教師の学習環境について研究しています。

私にとって教員に必要な能力は学び続けることだと思っています。しかし、中々進まない教師の長時間勤務の是正に向けた取り組みなどの結果を見ると、現状では教員が学ぶ時間が中々取れていないと考えられ、日本の教師の学習環境は決して良いとは言えない状況であると思いました。中でも特に女性教員は、勤務後も育児や家事に追われることが多く、男性教員と比べると学習時間がないのではないかと考えました。

これらのことから、教師が学び続けられる学習環境について、ジェンダーの視点から理論的に整理しながら研究に取り組んでいます。

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大学院で学ぶことの魅力は?

自分の興味がある分野や研究(専門)分野を、様々な視点から深く学べるということが、1番の魅力であると感じます。多くの知識が増えることはもちろんのこと、学部時代の時よりも批判的に考える力がかなり養われました。

もう1つ、大学の先生方との学部時代とはまた違った繋がりが生まれる点が魅力だと感じます。大学の先生方は、私を一研究者として一緒に議論を進めています。教員と大学院生という関係ではありますが、議論は互いに研究者という関係性で行っています。ですので、学部の時とは違った先生方との強い繋がりを作ることができます。

将来、大学院での学びをどのように活かしていきたいですか?

家庭科について深い知識を持ち、様々な視点から物事を見ることができる家庭科教員として学校現場で活かしていきたいです。そして、将来は学校経営の中心となる管理職になりたいと思っています。

生徒にとって良い学校づくりはもちろんですが、生徒にとって良い学校は教員にとっても良い学校(職場)だと私は考えているので、教員にとっても良い学校(職場)づくりを行いたいです。大学院で学んだことを、教員の働く環境や学習環境改善のために活かしていきたいです。

大学院進学を考えている皆さんへのメッセージ

大学院には、学部の時とは違った学ぶことの楽しさや面白さがあります。自分は研究ができるのか、といった不安もあると思いますが、もっと興味ある分野について学びたいという気持ちがある方には、ぜひ大学院進学を勧めたいです。

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(学年、掲載内容等は2023年11月取材当時)