Faculty of
Well-being Studies
本学の栄養士養成の始まりは1954年に遡り、前身の藤女子短期大学家政科食物栄養専攻を経て、1992年に人間生活学部食物栄養学科となり、
北海道内初の4年制大学の管理栄養士養成校として北海道における重要な人材養成拠点としての役割を担ってきました。
そして、2025年からは食環境マネジメント学科として、その役割を牽引しつつ、これまでの企業や地域との連携を健康づくりの観点から強化するとともに、
管理栄養士などによる地域活動や学習機会の提供などを推進していきます。
現在、国民の健康づくりを社会全体で総合的?計画的に推進するとともに、健康になれる環境づくりが求められる中、管理栄養士は、
乳幼児から高齢者までそして社会のさまざまな場面において、栄養と食の面から人びとの健康を支える重要な役割を担っています。
今後益々高齢化が進む社会において、一層重要になってくる高齢者の健康管理はもとより、乳幼児期からの適切な食生活なども求められています。
食環境マネジメント学科では、従来の管理栄養士養成カリキュラムに加えて、健康寿命延伸のための食環境の質の向上や、
健康になれる環境づくりを推進する管理栄養士の育成を目指します。
食環境づくりに求められる「多面的?多角的にとらえる幅広い視野」と「実践スキル」について、
各専門分野の教員によって展開されるオムニバス授業を通して、学びを深めていきます。
社会において妊娠前から高齢者まで、健康の保持?増進、疾病予防、疾病を持った人々のケアを栄養学?食品学の観点から、食生活を総合的にサポートすることができる管理栄養士を養成します。
食物と人体に関する科学的根拠と食べる人の心理、人を取り巻く社会環境をバランスよく学ぶことができるよう「保健?医療?福祉」、「教育」、「食品開発?製造」などの分野を総合的に学修し、多様な進路に対応する知識とスキルを高めます。
また、実習や実験を通して、社会を取り巻く環境の変化にもしなやかに対応し、他者と協働することができるコミュニケーション力を身につけます。これにより、食生活を総合的にサポートできる管理栄養士、さまざまな分野で活躍できる管理栄養士を育てます。
各研究室が取り組む企業や地域との連携に加え、2025年度からは新設科目「食品開発マネジメント実習」で授業として企業連携を強化し、より実践的な学びを展開します。管理栄養士としての就職のほか、食品製造や流通といった一般企業への就職実績も多数あります。
管理栄養士としての一人ひとりのキャリア形成を支援します。
将来の姿を意識しながら、実践的スキルを習得することで、医療?福祉の分野で即戦力として活躍できます。
医療、行政、給食経営に携わる管理栄養士の仕事を3年次に体験することにより、将来の進路をより明確にイメージすることができます。4年次にも医療分野の臨地実習を受講することができます。
1?2年次からアカデミックアドバイザー制を導入し、入学直後から卒業まで担当教員が少人数の学生を直接指導する体制を整えています。授業における管理栄養士国家試験の過去問題の早期活用や、e-learning?模擬試験の導入など、学科全体でバックアップします。
対人関係トレーニングなどのコミュニケーションスキルを養うカリキュラムを整え、グループワークを行う機会を積極的に活用しています。SA(Student Assistant)制度や縦割りクラス会など、異なる学年の学生との交流の機会も多く、学生が学生に、後輩が先輩に相談しやすい環境が整っています。