教職課程では、教員免許状取得に向けて各教科の学問的?専門的な内容を学ぶことはもちろん、それを教える場である実際の学校現場について理解を深めることも重要です。さらには、これまでの学ぶ側である生徒の立場とは異なり、教える側である教員の立場から改めて学校現場を捉え直すことが求められます。
　そのため、希望者に対して学校訪問?授業見学の機会を積極的に設けており、2022年度は札幌新陽高等学校（札幌市）、厚田学園（石狩市）、朝里中学校（小樽市）、北海道足寄高等学校（足寄町）に訪問?見学を行いました。

学生たちは学校を訪問し、授業の様子から生徒の学ぶ姿や教師の教える姿の見学を通して自分の授業づくりにつなげたり、校長先生などから学校に関する説明を聞くことを通して日々の授業を支える学校づくりにまで視野を広げたりしています。また、北海道足寄高等学校への訪問?見学は札幌大谷大学と共同で実施しており、それぞれが気付いたことや考えたことなどを共有する時間を設けて、大学間での交流も進めていきました。

今後も学校訪問?授業見学の機会を積極的につくるだけではなく、大学間の交流も盛んにさせていきたいと考えています。大学の授業で学問的?専門的な知識?技能を学ぶだけではなく、そこでの学びを活かして学校現場を捉え直し、それを他大学の方々を含めて共有?交流することを通して、学生の皆さんと共に僕自身も学びを広げ?深めていきたいです。