札幌国際短編映画際は今年で18回目を迎えます。「国際」映画祭として、2023年度は97の国?地域から3500本を超える応募があったそうです。ここからおよそ80本の作品が選考され、またピーター?バラカン氏ら国際審査員をはじめとする方々による審査を経て、グランプリ、最優秀監督賞など20余りの作品にアワードが授与されました。これらの作品は11月23日のアワード授賞式の後、24日から26日にかけて、札幌狸小路のサツゲキで、各プログラムに分類され、上映されました。
今回は、文化総合学科の教員1名と学生10名が、2回の事前説明会を経て、映画祭にボランティアとして参加しました。
以下、3人の参加者に、仕事の内容と感想を報告してもらいます。
◆T.M.さん
<仕事>
主にチケット販売を担当しました。当日券販売の仕事では、当日に映画のチケットを購入されるお客様へ、エアレジを使用して販売を行いました。
プログラムごとにチケットの値段や種類が異なるので、どの種類のチケットを何枚か、そして値段を確認した上でカードで決済をしていただきました。
基本的にカードのみの決済でしたが、現金決済の場合は、映画祭運営スタッフの方が対応してくださいました。
チケット購入後、入場の際は基本的に入場受付で対応をしましたが、当日券販売のカウンターで待っているお客様が他にいない場合は、当日券販売のカウンターで紙チケットをお持ちのお客様の入場案内を行いました。
<感想>
子どもから大人まで幅広い年齢層の方がご来場されていました。映画上映中には私達ボランティアスタッフも鑑賞させていただきました。チルドレンプログラムでは、子どもだけではなく大人でも楽しめる作品が沢山ありました。
国際映画祭ということもあり、日本のみではなく海外から出品された映画や、海外からの来場者も多く見受けられました。映画を通して世界と繋がる機会にもなりました。
◆H.U.さん
<仕事>
別々のシフト時に、入場前のお客さまへの対応と、電子チケットのエラー対応を行いました。
入場整理については、お客さまが入場するまでの間、チラシを配ったり、壁に沿って並んでいただくように声掛けしました。また、並んでいる間にスムーズに入場できるようにお客様にチケットの準備のお願いをアナウンスしました。
チケットのエラー対応ですが、スマホで電子チケットを読み込んだときにエラーが出る場合があります。そのような時には、名前やチケット番号をお客様に書いていただき、購入状況を検索して対応しました。
<感想>
はじめての参加で不安でしたが、運営スタッフの方に、丁寧に仕事を教えていただきました。
また、ボランティアの合間に映画を観ることができただけでなく、実際に監督や出演した方々のお話を直接聞くことができ、作品についてより理解を深めることができました。
◆M.O.さん
<仕事>
私の担当は、入場前のお客さまの誘導?整列の仕事で、お客様や関係者の皆様への会場までの誘導、パンフレット配布、開場するまでの整列を行いました。
また、当日に映画のチケットを購入されるお客様へのチケット案内や海外から来られた旅行客に外国語で道案内を行いました。基本的に1階と地下に続く階段で誘導と整列をしましたが、プログラムによって2階のエントランスホールや外での活動も行いました。
プログラムが修了した際には、会場から出てきたお客様への案内と誘導、会場の入り口と出口が異なっていたため、場合によってはドアマン(会場のドア開け)の役割も行いました。
<感想>
今回、誘導を担当させていただいたなかで感じたこととして、特に他の業務よりもお客様と触れ合える機会が多かったことがあります。誘導の中で映画祭に興味を持った方へ映画祭の魅力を伝えることや誘導の中でいただいた感謝の言葉などは、今回の活動だからこそ出来たことだと思います。また、実際に映画を見たお客様から「面白かった」「楽しかった」という感想を頂くことも出来たのは非常に嬉しい経験でした。
札幌国際短編映画祭のことは、「映像表現論」などの授業を通じて知っていましたが、ボランティア活動に参加することで、映画祭をより身近に感じるようになりました。映画祭の終了後には、ボランティア参加者特典として、年末までオンライン上映会で作品を視聴する機会をいただきました。
また、ボランティア活動全般を通して、運営スタッフの皆さんにたいへんお世話になりました。どうもありがとうございました。
(文責: 藤女子大学文学部文化総合学科 「文総ショート?フェスト応援し隊」一同)