今春卒業した2名の卒業生に、スクール（学校）ソーシャルワーク教育課程修了証が授与されました。
スクール（学校）ソーシャルワーク教育課程修了証は、大学在籍中に所定の科目を履修し、社会福祉士国家試験に合格した場合に与えられます。
将来的にはスクールソーシャルワーカーとして活躍する機会があるかもしれませんが、授与された2名は4月から社会福祉実践に携わっていますので、現在の状況をお知らせします。
先ずは、社会福祉士の合格と修了証が授与されたことをお祝いしたいと思います。

道佛早紀さん
（勤務先：荒川区社会福祉協議会 施設課 荒川区立尾久生活実習所 あらかわ希望の家本所）

　荒川区社会福祉協議会では、「誰もが安心して暮らし続けられる街～互いに支え助け合う『地域力』のあるまち～」を基本理念としています。基本理念を軸として、管理課、地域ネットワーク課、在宅福祉サービス課、施設課の４部署が地域福祉の発展を目的とした事業を展開しています。

　私は施設課に配属になり、知的障がいや身体障がいのある方々の食事?移動?排泄?日中活動などの生活支援をしています。その他にも、利用者が作成した絵画を地域の飲食店などに展示させていただく絵画交換、地域住民参加型避難訓練などの地域交流も行っています。

　まだ、至らない点が多いですが、大学での実習や学びを思い出したり、先輩方と協働したりして日々頑張っています。利用者の楽しそうなご様子や笑顔を見ることが嬉しく、仕事のやりがいを感じています。
 

渡辺静流さん
（勤務先：NPO法人札幌チャレンジド　移行グループ）

　NPO法人札幌チャレンジドでは、就労グループ?移行グループ?講習グループ?放課後等デイサービスの4つの事業を行っています。私は移行グループで、就労移行支援と就労定着支援を担当しております。

　移行支援では、利用者さんが就活?就職するうえで必要な知識や技術（敬語やビジネスマナー、基本的なPCスキル）を身に着ける講習や、ストレスマネジメントの講習を行っています。

　私は先輩方と分担して、このようなプログラムの準備や実行に携わっています。また、利用者さんとの日常のコミュニケーションをとおしてアセスメントをしたり、面談を実施して支援計画を立てたりしています。時期によっては、行政に提出する書類の作成も行います。

　まだ知識や経験が浅く、ひとりで業務をこなすことは難しいですが、大学で学んだことを思い出しながら、先輩方のご指導を受けながら、日々頑張っています。