対人関係トレーニングは、毎回、さまざまな分野の講師をお招きし、対人関係に必要なコミュニケーションのあり方について考えたり体験したりする授業です。基本的なマナーを身に着けるほか、対象に合わせた媒体作成方法の実践、地域住民や傷病者、障害者、多職種とのコミュニケーションについて学びます。
8月9日(火)は「多職種連携のためのコミュニケーション」をテーマに、北海道脳神経外科記念病院の看護師さんと管理栄養士さんによる講義が行われました。管理栄養士は7年目の岩佐怜依さんと3年目の小坂穂果さん(いずれも本学の卒業生)から、患者さんにとってのより良いケアに繋げていくために必要な多職種(看護師、理学療法士、作業療法士、調理員など)とのコミュニケーションについて、日々の実体験に基づいたお話をいただきました。
時折、学生に問いかけるなど、受講生とのコミュニケーションも図りながら、その返答に対しても丁寧にアドバイスや説明を加えていただきました。受講した3年生は、メモを取りながら先輩の話に真剣に耳を傾けており、終了後のレポートからは、まもなく始まる病院実習と具体的に関連づけた考察が多く見受けられ、臨地実習に対する意気込みと学ぶ意欲が高められたようでした。