プロジェクトマネジメント専修ソーシャルプロジェクト系科目の「協働学習入門」では、多様で個性豊かな背景を持つ社会人の方々をお招きし、協働と学びについて講義をいただいています。第5回目のゲストは、NPOコミュニティコミュニケーションサポートセンター代表の椿原恵さんをお招きし、災害支援や地域づくりなどの現場から見た協働学習の視点についてお話しいただきました。まずは波長を合わせるということで「オーラじゃんけん」でスタート。ペアになって一人の発する無言のオーラを受け取ってじゃんけんし、2人の手を揃えるというもの。Zoom越しだとなかなか難しいのですが、それでも何回かやっていると合ってくるので不思議です。次に、本時での目指す姿のイメージが共有されました。それは、本科目の位置づけやねらいをプロジェクトマネジメント専修の学習フローからよく見出されたものでした。さすがは百戦錬磨の椿原さん。脱帽です!その後、災害現場での支援に欠かせないプロセスとしても「協働学習」があること、その成果を見つけ出すためにワークショップなどの「協調学習」があることをお話しいただきました。なるほど!最後に「私のソーシャルサポートを分析してみよう!」の体験をしました。情報、道具、社会的コンパニオン、地位、モチベーション、自己評価の6つのサポートによって私たちは今ここに生きているのだという実感、そして学び合う?支え合う?高め合うことが大切だということを改めて認識できた時間でした。
学生は「ソーシャルサポートという視点で考えると身近な人や施設が様々なサポートになっていると分かった」「学校で受講している講義の時間以外にも、普段の生活の中で協同学習につながることは多くあることが分かった」「他人も個人も学びの成長に繋がる相互関係の仲間で協同的な学習活動を生起していくことが大切である」など、椿原さんから多くのことを学び取っていました。
協働学習入門では、今後も様々な人生を歩んでこられた方々から学ぶ機会を設定します。プロジェクトマネジメントや教職課程としてはとても大きな学びの時間となっています。