<ソウルの名所漢江(?????)公園でサークル仲間とピクニック>
Q カトリック大学の雰囲気はどうでした?
A 総合大学なので、とても大きいです。最初はキャンパスが大きすぎて、ちょっとびっくりしました。
Q 語学の勉強のほかに大学での講義も多数履修されています。いかがでしたか?
A 基本一つの授業は3時間でした。日本は90分ですので2倍の長さがあります。先生によっては2時間と1時間に分けるなど、途中で休憩を入れてくれるのですが、3時間連続の時もあって大変でした。
Q 講義は理解できましたか?
A 時にはわからないこともありましたが、予習をしたり、韓国人の友人に助けてもらいながら頑張りました。
Q 大学では渡航前にできるだけ韓国語のレベルをあげていって欲しいと考えています。大学の授業を理解するためには渡航前にどの程度の語学レベルが必要だと思いますか。
A やはり、最低「中の上」くらいはないとダメだと思います。私は高校時代から独学で勉強していたので、渡航前には日常会話程度は理解できるようになっていました。
でも、現地では韓国人の学生たちとのグループ作業をたり、プレゼンテーションやワークショップもかなりありますから、高い韓国語能力が要求されます。
それに韓国の大学生はとてもまじめに勉強に取り組んでいます。試験前になると図書館で夜中まで頑張っている学生もたくさんいて、すごいなぁと思いました。
Q 日本人の大学生と比べて何かほかに気づいた点はありますか。
A はい。韓国人は、誰に対しても自分の意見をはっきり言う人が多いと思いました。友だちはもちろん、大学の運営などに不備があったりすると、学生がデモをおこなって抗議したりすることもあります。
Q そうですね。時折、ニュースなどでもそのようなことが取り上げられていますね。
ところで韓国語の勉強はどうでしたか?
A 前期と夏休みは、毎日、語学堂で朝9時から午後1時まで韓国語の勉強をしました。後期は大学の授業だけです。
Q 語学堂というのは大学の語学センターですね?
A はい、留学生は最初にプレイスメントテストを受けて、レベル分けされます。
私は中級のクラスに入りました。ライティングの宿題が毎日出されて大変でした。
でも、友だちもたくさんできて楽しかったです。
Q 日本人以外にはどのような国の人たちと一緒でしたか?
A 私のクラスには中国、台湾、ベトナム、イタリア人などがいました。また、大学では「韓国の歴史と伝統文化」という英語で行われる留学生向け授業をとったのですが、そこにはフランス人やアメリカ人などもおり、かれらとのコミュニケーションは英語でした。
韓国で、英語の勉強も必要だと痛感しました(笑)。
Q 韓国に留学して英語学習のモチベーションもあがったのですね。
A はい、とても。
Q 留学経験を今後どのように生かしていきたいと思っていますか。
A 楽しかったことも大変だったことも多々あります。ですが、特につらい経験を乗り越えるために自分がどう動けばいいのかを留学生活で学んだように思います。それはこれからの私の人生にとても大切なことではないかと思っています。
Q 最後に大学で留学をめざしている高校生に一言お願いできますか。
A 留学をしたいと思っていたら、躊躇せずに挑戦して欲しいです。留学経験は一生の宝物になるし、後悔したこともそこで芽生えた疑問も将来にむけた次のステップにつながります。
費用のことは心配かと思いますが、藤女子大学では奨学金を得るためのさまざまなサポートをしてくれます。私の場合は、政府から返還不要の奨学金をいただくことができました。皆さんも頑張って下さい。