文化総合学科の1年生の担任となりました、上原賢司です。本学科では今年度、98名の新入生を迎えることができました。新入生の入学から早くも1カ月が経ちました。さっそくですが、学生たちの大学生活の様子の一端を紹介すべく、宿泊研修について書きたいと思います。
本学科では学科設立以来、毎年4月に花川キャンパスのセミナーハウスで1泊2日の宿泊研修を行っています。本年度は4月13日土曜日から14日にかけて実施しました。この宿泊研修は現在、文化総合学科のみで行われております。ですから、本学科の学生たちが先輩後輩の垣根を越えて共有できる、独特なイベントともなっています。
この宿泊研修の主な目的は、これからの大学での学び方を確認するとともに、学生同士や教員との親睦を深めるところにあります。研修はまず、教員の自己紹介(初回授業の「硬い」紹介ではなく、より「くだけた」紹介)から始まり、その後、夕食をはさみつつ、研修に参加した新入生の自己紹介へと続きます。そして、翌日の朝食の後、セミナーハウスに隣接するマリア院を訪問し、午前中の残りの時間は基礎演習という内容となっています。新入生の自己紹介は、参加者全員が行いました。この自己紹介をきっかけに、共通の趣味や学問的興味で新たな交流をはじめられたとの感想を多くの学生が伝えてくれました。
翌朝、マリア院を訪問しました。本年度は天候に恵まれ、穏やかな朝の散歩となりました。マリア院では、本学でキリスト教関連の授業も担当されているシスター木村から、マリア院のあらましやカトリックの礼拝についての基本的な知識をお話してもらいました。基礎演習は、学生が前期に所属するゼミに分かれて行われました。そこで、各担当教員から、ゼミにおける今後の学修の進め方についての指導がなされました。
以上の形で、宿泊研修を今年も無事終わらせることができました。今回の経験や出会いが、これから大学生活を過ごすうえで何かしらの糧になってくれれば幸いです。もちろん私も、担任として微力ではありますが、学生たちの学業や生活の手助けをこれからもしていきますので、今後ともよろしくお願いします。